2025年度の申請者情報登録の受付を開始いたしました。
申請者情報登録 | 2025年04月01日 0時~2025年06月30日17時まで |
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申請登録 | 2025年05月12日10時~2025年06月30日17時まで |
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天川村・天川村森林組合・天川村商工会の3者が中心となって、2016年12月に設立。森林整備が促進され、未利用材を余すことなく有効に活用することで、地域資源を最大限に活かせる持続可能な森林づくりを目指している。スギやヒノキを育て100年後に収穫を目指す林業から脱却し、地域特性を活かした自然に近い森を育て、森の恵みを積極的に地域産業に活用する先駆的な森づくりに取り組んでいる。
INTERVIEW
みらい基金の創立10周年に際し、
採択された皆さまに特別に
アンケートを実施いたしました。
その回答の一部をご紹介いたします。
Question01
助成申請をした事業の
テーマを教えてください。
地場産業である生薬「陀羅尼助」の原料は地域に自生する「キハダ」であったが、拡大造林によってスギ・ヒノキに置き換わり、地域内での調達が不可能となった。しかし、林業も長らく不況が続き放置されることで就労が無くなり、地域活力が減退している。今回の助成では、森の恵みを受けながら地域を将来的に継続させて行くため、キハダの植栽、植栽木の苗木栽培、アロマオイルの抽出等、地域雇用の創出につながる取り組みを推進した。
Question02
助成申請に応募しようと
思ったきっかけを
教えてください。
森から恵みを得る林業を地域活性の核とし取り組みを進める中で、その収益の向上は必須の事項である。加えて鹿による食害がすべての活動に影響を及ぼす中、その対策に多額の経費を要することから、伐採跡地への植栽ができなかった。実施者が抱える課題解決のため、その自主性を尊重するみらい基金の助成に強く魅力を感じた。
Question03
助成申請に応募する際
工夫したことは?
みらい基金の助成は自由度が高いため、夢を持った計画が作れる半面、事業推進の実現性の検証に各方面との綿密な協議を要した。また、地域課題の解決に向け、地域が持つ物語・文化や地域が経てきた歴史を織り込んだ事業計画を作り上げていった。
Question04
渡し切り(返済不要)の
「みらい基⾦」の特徴等を
ふまえ、同基⾦の機能をどう
感じるか教えてください。
長年の夢として、現実的に資金がなければどうすることもできなかった事業に取り組むことができた。この取り組みが引き金となって、今後の森林整備の方向づけができた。地域を救っていただけるこの上なく有難いものである。
Question05
助成をもらう以前の
事業の課題について
教えてください。
長引く不況で林業の経済性が失われ、また、鹿の増加が森林に過大な被害を及ぼしており、その対策に多額経費が必要で、伐採跡地への植林には大きなハードルがあった。林業を取り巻く環境は非常に厳しく、地域雇用に繋げることができず過疎化、高齢化の主要因となっている。一方、天川村の地場産業である「陀羅尼助」の材料となる「キハダ」は、戦後の拡大造林の影響で域内での調達が不可能となり、キハダの地産化は将来的な地域課題であった。
Question06
抱えていた課題について
向き合った期間・解決
できなかった理由について
教えてください。
向き合った期間:5年以上
伐採跡地への植栽には通常の経費の他に、防鹿柵の設置が絶対必要で、その設置及び維持管理は大きな負担となっており、植栽そのものが躊躇される現状にある。また、スギ・ヒノキは造林事業の植栽木として指定されているが、陀羅尼助の原材料であるキハダは、天川村の市町村森林整備計画では造林木であるにも関わらず、奈良県の計画では造林木の指定外で、植栽(造林)に公的な補助が受けられない現状もあった。
Question07
あなたの事業における⽬標を
かなえるうえで、現在まだ⾜りない
ものは何か教えてください。
資金(我々が目指したキハダを中心とした地域性豊かな広葉樹の森づくりが、みらい基金の助成によって実現のものとなった。しかし、助成期間は3年であり、育苗から始まった事業は植栽までで終了し、その後の保育作業にも多大な経費がかっており、その資金調達が課題となっている。森づくりは資金回収までの期間が長いため、目標達成までの継続した助成が望まれる。)
Question08
助成を受ける前と後で
どのような変化があったか
教えてください。
村土の97%が森林に覆われる当村においても、近年の木材価格の低迷に伴う経営意欲の減退、就労者の減少が進んでいた。人工林が経営の対象から外れ、仕事も生み出さなくなりつつあったが、当助成事業を地域で実施したことにより、林業が地域性豊かな新たな産業となり得る可能性を地域全体で感じることができるようになった。事業終了後も他の事業地への関心や新たな取り組みを進める機運も高まってきた。都市部企業との連携の契機にもなった。
Question09
助成を受けて、
ボトルネックをどう解決したか
教えてください。
助成金を受けたことによって、事業が一気に進むこととなった。防鹿柵及び作業道の設置を行うことで、将来に向けた造林地の継続的な管理の体制が整った。また、その造林地から得られる林産物を有効的に活用するためのアロマ生産装置、植栽木の栽培圃場等継続的な循環の仕組み作りにつながった。
Question10
助成終了後も含め、
事業の目標が達成された
その先の長期的ビジョン・展望
などについて教えてください。
植栽したキハダの収穫まではまだまだ時間を要するが、アロマオイル生産については少しずつではあるものの、販売量を増やしている。今後天川村の特産品として認知され、恒常的に雇用が賄えるよう努力したい。
キハダの森の造成については、先進事例として認められ、助成金による植栽があったがゆえに、他企業の協力も呼び込むことができた。プロジェクトへの助言や技術、苗木の提供などは、森林との関わり方を地域深く根付かせる結果となっている。
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