林業

小さなきのこが
この山を動かす。

松阪飯南森林組合

管轄する三重県松阪市では、18世紀初期から人工造林を開始。戦後復興需要に応えるべく大量の材を供給し、木材集散地として成長。造林保育の特徴は密植で、植栽本数は4,500本/ha以上、除伐、裾枝払いをはじめ、間伐、枝打を繰り返し、優良材の生産を目標としている。また、三重県下の森林組合では唯一、きのこ菌床の生産を行っているほか、家具・木造建築・木工工作・小径木加工など木材の有効活用にも取り組んでいる。

INTERVIEW

インタビュー

みらい基金の創立10周年に際し、
採択された皆さまに特別に
アンケートを実施いたしました。
その回答の一部をご紹介いたします。

応募背景・準備

  • Question01

    助成申請をした事業の
    テーマを教えてください。

    菌床ブロックの増産と原材料になる広葉樹の育林をサイクル的に行うことで、事業の安定化を図り、地元雇用の創出と造林未植栽地の解消に貢献する。

  • Question02

    助成申請に応募しようと
    思ったきっかけを
    教えてください。

    菌床ブロック製造と広葉樹の造林事業という異なる事業を循環的に行うには、既存の補助事業等では統合的に対応できるメニューが無く、みらい基金事業の採択要件の幅広さと柔軟性に期待して応募した。

  • Question03

    助成申請に応募する際
    工夫したことは?

    事業計画書の作成にあたっては、「誰が」「何を」「どのように」「いつまでに」を明確にし、合わせて進捗管理と資金計画を具体的に記載することに留意した。

  • Question04

    渡し切り(返済不要)の
    「みらい基⾦」の特徴等を
    ふまえ、同基⾦の機能をどう
    感じるか教えてください。

    既存の補助金は、事業内容を限定したものが多く、複数の業種を横断的に行う事業の実現は困難であった。みらい基金は、このような公的補助制度では採択が難しい事業の実現に大変有用であると感じている。

事業における課題

  • Question05

    助成をもらう以前の
    事業の課題について
    教えてください。

    菌床ブロック製造設備の老朽化と、広葉樹林の減少による将来的な原材料の不足が問題となっていた。

  • Question06

    抱えていた課題について
    向き合った期間・解決
    できなかった理由について
    教えてください。

    向き合った期間:5年以上
    製造設備には多額の資金が必要で、更新が進んでいなかった。また、広葉樹の育林については、補助金を活用しても費用面で山林所有者に負担が発生するため、植林を進めることが困難だった。​

  • Question07

    あなたの事業における⽬標を
    かなえるうえで、現在まだ⾜りない
    ものは何か教えてください。

    資金/人手/法令の改正

助成で達成した
結果・展望

  • Question08

    助成を受ける前と後で
    どのような変化があったか
    教えてください。

    助成事業で導入した機械設備により、菌床ブロック製造において作業の効率化が進んだ結果、品質が向上し不良品の減少につながった。

  • Question09

    助成を受けて、
    ボトルネックをどう解決したか
    教えてください。

    新しい機械の導入により、菌床ブロック製造の工程短縮化につながった。また、伐採後未植栽地の植林が進んだことで、将来に利用可能な広葉樹植林地を一定数確保することができた。

  • Question10

    助成終了後も含め、
    事業の目標が達成された
    その先の長期的ビジョン・展望
    などについて教えてください。

    広葉樹の植林はまだまだ必要量に足りていないため、助成事業で得た苗木育成のノウハウを活かした育苗と植林を今後も継続していきたい。

MESSAGE

応募者の方へひとこと

総務課 企画課長 上川 裕也

事業計画は、何が目的でどのような結果になるか、それによりどのようなメリットが生まれるかを具体的に策定することが大切だと思います。また、専門知識の無い第三者が見ても分かりやすい文言や図解になるよう工夫してみてください。

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松阪飯南森林組合

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2024年度の募集受付中

申請者情報登録 2024年04月01日 0時~2024年07月01日17時まで
申請登録 2024年05月10日10時~2024年07月01日17時まで

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