2024年度の募集は終了いたしました。
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県内の多くの漁業協同組合が合併し、2005年8月に設立。日本海と瀬戸内海という二つの異なる海を持ち、古くから水産業の盛んな地域として全国に知られている山口では、多種多様な魚が水揚げされており、同組合によって旬の味が全国の食卓に届けられている。今回の「‟江崎の浜”活性化みらいプロジェクト」においては、山口県漁業協同組合の本店、はぎ統括支店、江崎支店が中心となって取り組みを行っている。
INTERVIEW
みらい基金の創立10周年に際し、
採択された皆さまに特別に
アンケートを実施いたしました。
その回答の一部をご紹介いたします。
Question01
助成申請をした事業の
テーマを教えてください。
江崎の浜活性化みらいプロジェクト
「産・官・学」連携による漁業振興で持続可能な浜を創る。
Question02
助成申請に応募しようと
思ったきっかけを
教えてください。
江崎地域はかつて大型定置網が営われ、多くの魚が水揚げされて大変活気のある浜だったが、諸般の事情から、平成6年に廃業となり、その後急速に浜が疲弊した。地元で定置網再開を望む声は大きかったが、多額の初期投資が必要なため、話が進まなかった。助成事業に応募し、資金助成が受けられれば再開の目途が立つと判断した。
Question03
助成申請に応募する際
工夫したことは?
漁業振興を全面に出すのではなく、江崎地域の振興・活性化を主目的とし、定置網の復活は活性化を図るためのツールとした。
Question04
渡し切り(返済不要)の
「みらい基⾦」の特徴等を
ふまえ、同基⾦の機能をどう
感じるか教えてください。
国事業と違い、助成金支給が最高3ヵ年の分割措置等、柔軟な対応で助かった。国事業でないため、助成金は取得資産の圧縮記帳が出来ず、収益計上となるため財務部門との相談が必要だった。
Question05
助成をもらう以前の
事業の課題について
教えてください。
大型定置網の廃業以来、水揚の減少等で浜が疲弊し、過疎化も急速に進んだ。
Question06
抱えていた課題について
向き合った期間・解決
できなかった理由について
教えてください。
向き合った期間:5年以上
定置網再開を望む声は大きかったが、多額の初期投資が必要なため話が進まなかった。
Question07
あなたの事業における⽬標を
かなえるうえで、現在まだ⾜りない
ものは何か教えてください。
地域の協力
Question08
助成を受ける前と後で
どのような変化があったか
教えてください。
大型定置網を設置出来たことで雇用が創出された。また、浜の漁獲量が増えたため、道の駅をはじめ地元の鮮魚流通が活性化した。
Question09
助成を受けて、
ボトルネックをどう解決したか
教えてください。
過去の漁業生産組合での定置網経営を漁協自営経営として再スタートする計画検討の際、資金的な面から漁協理事会の理解が困難であったが、初期設備資金に助成金を充てることを報告して、理解を得られた。
Question10
助成終了後も含め、
事業の目標が達成された
その先の長期的ビジョン・展望
などについて教えてください。
大型定置網は好不漁の波はあるものの、地域の中心漁業として定着している。乗組員等も地域外から7人雇用しており、雇用創出にも一定の成果があった。また乗組員には20代の若者もおり、今後地域に居を構えてくれることを願っている。
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