農業

地下水都市を守る田んぼ。

ネットワーク大津 株式会社

阿蘇山を源流とする白川が東西に貫流している、熊本県菊池郡大津町で、地域の農業者286名の賛同及び加入を経て、12集落営農組織が合併して設立された集落営農法人。白川両岸に広がる肥沃な水田地帯を活動地域として、水稲、麦、大豆その他の生産と農地保全に取り組む。作付面積は300haを超え、うち7割以上を米麦類が占めている。

INTERVIEW

インタビュー

みらい基金の創立10周年に際し、
採択された皆さまに特別に
アンケートを実施いたしました。
その回答の一部をご紹介いたします。

応募背景・準備

  • Question01

    助成申請をした事業の
    テーマを教えてください。

    集落営農法人による地域コミュニティーの再構築と耕畜連携による地下水涵養及び自給率が高い安全・安心・安価なTMR飼料の供給事業。

  • Question02

    助成申請に応募しようと
    思ったきっかけを
    教えてください。

    地域農村社会を恒久的に守っていくシステム構築のため、産官学連携により試験研究を進め、その実績に基づき具体的なビジネス化を進めてきたが、施設整備に莫大な費用が必要であり、踏み出せなかったところ、みらい基金の「あと一歩の後押し」の言葉に勇気をいただき応募した。​

  • Question03

    助成申請に応募する際
    工夫したことは?

    農村社会の恒久的な維持・発展させるための地域計画の作成と実践、それと並行して、産官学連携の実績を裏付けに、耕畜連携のビジネス事業計画書を作成した。​

  • Question04

    渡し切り(返済不要)の
    「みらい基⾦」の特徴等を
    ふまえ、同基⾦の機能をどう
    感じるか教えてください。

    本来であれば、未来への投資は国が国債を発行し、財政投資をすべきところであろうが、国に頼らず地域独自の地域経済事業を再構築する機能として、大変大きな価値がある。地域経営的経済投資に期待する。​

事業における課題

  • Question05

    助成をもらう以前の
    事業の課題について
    教えてください。

    集落営農法人は、地域の農業・農地・環境を恒久的に保全維持していくためのコミュニティー経営体であり、経営体を発展させるためには耕畜連携が重要な課題となっていた。

  • Question06

    抱えていた課題について
    向き合った期間・解決
    できなかった理由について
    教えてください。

    向き合った期間:3年~5年
    畜産業は、専業の個人経営体がほとんどで、組織的な耕畜連携ができなかった。

  • Question07

    あなたの事業における⽬標を
    かなえるうえで、現在まだ⾜りない
    ものは何か教えてください。

    資金/人手/時間/場所/地域の協力

助成で達成した
結果・展望

  • Question08

    助成を受ける前と後で
    どのような変化があったか
    教えてください。

    地域の特性を生かした持続可能な農村社会の将来像が明確になってきた。

  • Question09

    助成を受けて、
    ボトルネックをどう解決したか
    教えてください。

    畜産農家にTMR発酵飼料を供給することにより、耕種農家と畜産農家の耕畜連携の独自のシステムが出来上がった。

  • Question10

    助成終了後も含め、
    事業の目標が達成された
    その先の長期的ビジョン・展望
    などについて教えてください。

    耕種農家による肥育牛向けのTMR発酵飼料製造のビジネスモデルを構築することができた。今後は様々な飼料作物にチャレンジし、独自のTMRセンター事業を展開、老若男女生涯現役で役割にあった雇用を創出し、幸せに暮らせる持続可能な農村社会を構築したい。

MESSAGE

応募者の方へひとこと

代表取締役 徳永 浩二

思いは叶うものではなく叶えるもの。まず、確実のものとするために裏付けを積み重ねることが大事で、自力でやれる事業計画を作ることです。我社では産官学連携により確実な裏付けを作ることと地域に合ったビジネスモデル化が重要だと感じました。

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ネットワーク大津 株式会社

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申請者情報登録 2024年04月01日 0時~2024年07月01日17時まで
申請登録 2024年05月10日10時~2024年07月01日17時まで

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