農業

島の未来を、耕そう。

農業生産法人 有限会社 伊盛牧場

昭和53年創業。ホルスタイン1頭から生乳の生産を開始。平成22年より六次化事業として「ミルミル本舗」を開設。牛乳や地域のフルーツを使ったジェラート、ハンバーガーなどの販売を行う。平成28年に空調やミストによる牛舎の暑さ対策や、地域のフルーツ農家と連携した六次化事業が評価され、天皇杯・農林水産大臣賞を受賞。

INTERVIEW

インタビュー

みらい基金の創立10周年に際し、
採択された皆さまに特別に
アンケートを実施いたしました。
その回答の一部をご紹介いたします。

応募背景・準備

  • Question01

    助成申請をした事業の
    テーマを教えてください。

    畜産を運営するにおいて、家畜の排泄物の処理と草地管理は一体であると思う。今回事業で導入したブルドーザーは、草地の簡易更新を目的として導入したが、根切、転圧作業が一工程で出来て成功したと感じている。​

    事業テーマ:『草地再生プロジェクト』
    石垣島での畜産や酪農経営に欠かせない牛の粗飼料の生産基盤となる草地を再生させることで、飼料の島内自給を進める取組み。

  • Question02

    助成申請に応募しようと
    思ったきっかけを
    教えてください。

    粗飼料の自給を目指して酪農を始めたが、地域(沖縄)特有の土壌と草地の更新がままならない環境で悩んでいたときに、みらい基金のお話しを聞き、応募した。

  • Question03

    助成申請に応募する際
    工夫したことは?

    草地からの収穫のデータは蓄積していたので、それを元に簡易更新したときの増量を想定して、それに伴う増頭を繰り入れて経営全体の改善を図るように計算した。また、県普及センターの皆様の意見、助言等も十分に取り入れて応募した。

  • Question04

    渡し切り(返済不要)の
    「みらい基⾦」の特徴等を
    ふまえ、同基⾦の機能をどう
    感じるか教えてください。

    これまで農業関連の助成金(牛舎、機械、6次産業化)を受けたが、みらい基金の助成率、上限等どれをとっても並ぶものはないと考える。

事業における課題

  • Question05

    助成をもらう以前の
    事業の課題について
    教えてください。

    草地の更新が進まずいろいろ試みていたが、半端な資金投入で成果が出ず困っていた。

  • Question06

    抱えていた課題について
    向き合った期間・解決
    できなかった理由について
    教えてください。

    向き合った期間:5年以上
    長年当地域では草地の更新が行われず、そのノウハウが無かった。それをするためには、大掛かりな土地改良事業を導入しなければならない状況だった。

  • Question07

    あなたの事業における⽬標を
    かなえるうえで、現在まだ⾜りない
    ものは何か教えてください。

    人手/時間/場所/その他(現在、畜産を取巻く環境は過去に無いほど厳しい状況。(飼料、肥料、燃料、その他資材の高騰、子牛の下落、牛乳の安値)どれを取ってもいい材料が無い。しかしながら、我が社は6次産業化に取組み、辛うじて生き延びている状態である。今後、生産物にどう付加価値をつけて販売するかにかかっていると考える。そのため、加工販売所の充実が必要と思う。)

助成で達成した
結果・展望

  • Question08

    助成を受ける前と後で
    どのような変化があったか
    教えてください。

    今回の助成金は、直接売上を上げるという目的ではなく、農業の基本である農地を良くしていくという目的の意味合いが強く、それが将来的には利益につながると考えて計画したものである。実際に実行してみて循環型農業もしているし、地球にも優しい効果があると思う。

  • Question09

    助成を受けて、
    ボトルネックをどう解決したか
    教えてください。

    今回の草地の簡易更新をするためのブルドーザー導入によって、大掛かりな草地更新をする必要が無く、こまめな草地管理が可能になった。近年の世界情勢による粗飼料の高騰に大きな効果を出していると実感している。​

  • Question10

    助成終了後も含め、
    事業の目標が達成された
    その先の長期的ビジョン・展望
    などについて教えてください。

    畜産の課題である粗飼料の問題にある程度目処がついた。今後は、地域全体(離島)を網羅した農業のあり方を模索して、地域を活性化していきたいと思っている。​

MESSAGE

応募者の方へひとこと

代表取締役 伊盛 米俊

みらい基金の助成採択はハードルは高いと思いますが、それなりの価値があると思います。何度も挑戦してください。私も次の展開に向かって挑戦したいと思います。もちろん何度も。

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