農業

これからは、
スポーツのち 農家。

株式会社 ゴールデンウルヴス福岡​
株式会社 Biomaterial in Tokyo

2006年に設立し、バイオマスに関する技術開発とコンサルティング、食品素材の開発を行っている。「糖」を基軸とした技術が強み。本社は福岡にあり、福岡県内に2か所研究所を構えている。「ゴールデンウルヴス福岡」のスポンサー企業。代表の泉氏は「ゴールデンウルヴス福岡」のオーナーを務めている。

INTERVIEW

インタビュー

みらい基金の創立10周年に際し、
採択された皆さまに特別に
アンケートを実施いたしました。
その回答の一部をご紹介いたします。

応募背景・準備

  • Question01

    助成申請をした事業の
    テーマを教えてください。

    『農業×アスリート』を掲げ、昼は農業、夜はハンドボール選手という新しい試みで、日本のトップリーグ(サッカーでいうJ1)を目指すチームを設立。まずはトップリーグを目指す選手たちを集め、業務は必ず農業を行うことで若手の就農に成功した。

  • Question02

    助成申請に応募しようと
    思ったきっかけを
    教えてください。

    地元農業の大きな問題であった若手の就農(後継者不足解消)のために、より多くの若者を集める必要があった。また多くの雇用を生み出すためには、スタートアップする農業だけの売り上げだけでは賄いきれない状況であった。そのような状況下で、農業に関する助成金があることを知り、応募にいたった。

  • Question03

    助成申請に応募する際
    工夫したことは?

    誰も考えつかなかったことをやりたかったので、起案すること自体が最も難しく工夫した部分だった。現代において若手の就農は困難だと思う。なぜなら、若者の農業に対するイメージは『きつい、汚い、儲からない。』となっている。一般企業に就職した方が安泰である時点で、農業界の未来は暗雲が立ち込めている。その中で若者をどうやって就農させるかという部分が最も工夫した部分だと感じている。

  • Question04

    渡し切り(返済不要)の
    「みらい基⾦」の特徴等を
    ふまえ、同基⾦の機能をどう
    感じるか教えてください。

    返済不要の資金調達は、新規事業では大きな力となりました。ありがとうございました。
    スタートアップ時から黒字になることはありえないと思っており、資金調達が大きな問題だと考えている。若手の就農や後継者不足は待ったなしの問題だと感じている。

事業における課題

  • Question05

    助成をもらう以前の
    事業の課題について
    教えてください。

    弊社は農業法人ではないため農地を購入することができず、借地で開始する必要があった。しかし、農業を経験した者は1名もおらず、「どうせすぐに辞める、農業は続かない。」などと言われ、なかなか借地ができなかった。みらい基金を申請する段階で、本気で農業をやっていくということが認められ、少しずつだが受け入れられるようになっていった。

  • Question06

    抱えていた課題について
    向き合った期間・解決
    できなかった理由について
    教えてください。

    向き合った期間:3年~5年
    『農業×アスリート』というスキームでは絶対に赤字になるため、スポーツの部分でスポンサーを募る必要があった。スポンサー収入を獲得することはできたが、農業の売り上げよりもスポンサー収入の方が大きくなるため、農業法人の条件を満たすことが不可能となった。

  • Question07

    あなたの事業における⽬標を
    かなえるうえで、現在まだ⾜りない
    ものは何か教えてください。

    資金/人手/法令の改正

助成で達成した
結果・展望

  • Question08

    助成を受ける前と後で
    どのような変化があったか
    教えてください。

    設立当初は半信半疑だった地元の農家さんや親方の皆様が、事業年が増すごとに信用してくれるようになり、今ではお互いに助け合う関係が構築できている。

  • Question09

    助成を受けて、
    ボトルネックをどう解決したか
    教えてください。

    選手が引退した後に、農業従事者として独立した選手が数名誕生した。これは農業×アスリートの期間中、農業に対して何らかの魅力を感じたものと思われる。また、引退後に退職せずに、弊社に雇用されたまま農業に従事している選手もおり、少ない人数ではあるが、若手の就農を実現させている状況である。

  • Question10

    助成終了後も含め、
    事業の目標が達成された
    その先の長期的ビジョン・展望
    などについて教えてください。

    前述のとおり、若手の就農という部分は少なからず達成できたと思う。今後、さらに若手の就農数を増やしていきたいと考えている。

MESSAGE

応募者の方へひとこと

(株)ゴールデンウルヴス福岡
代表取締役社長 山中 基

助成金が採択されるには、関係者全員が納得できる事業計画の作成が大事かと思われるかもしれませんが、私はそこまで重要だと思っておりません。それは表向きであって、本当の勝負は助成終了後にあると考えています。
みらい基金は名前のとおり、未来のためにあるものです。絶対にやりきるという強い信念と農業界を変えるという使命を肝に銘じ、形に表せば事業計画は自ずと素晴らしいものになると思います。
未来の農業を変えるために今できること。私は毎日、自分に問いかけています。

GALLERY

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株式会社 ゴールデン
ウルヴス福岡​

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株式会社 Biomaterial in Tokyo

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