農業

持続可能な養鶏業を確立し、
畜産業のモデルとなる

一般社団法人 Agricola

就労継続支援A型事業所として、通年雇用による障がい者の就労支援を行うとともに、雪深い北海道石狩郡当別町で7000羽の採卵養鶏を放牧や平飼いで飼育し、有機認証卵の生産および販売も行っている。障がい者の能力を引き出し、社会的自立と持続可能な養鶏業の確立の両輪で、畜産業のモデルとなることを目指している。

INTERVIEW

インタビュー

みらい基金の創立10周年に際し、
採択された皆さまに特別に
アンケートを実施いたしました。
その回答の一部をご紹介いたします。

応募背景・準備

  • Question01

    助成申請をした事業の
    テーマを教えてください。

    専門的な支援で、働く障がい者の社会人・労働者としての能力を引き出し、安定した賃金と社会保障を。有機JAS認証を受けた農業・畜産業できちんと収益を上げ、畜産業として、穀物生産地である当地域との共栄を図る。その中で様々な意味で持続可能な事業にしていく。

  • Question02

    助成申請に応募しようと
    思ったきっかけを
    教えてください。

    応募の要件やHPから代表の動画を拝見し、先進的で前例が無くても、収益性の認められそうなものにはチャンスをいただけるのではないかと感じ応募した。

  • Question03

    助成申請に応募する際
    工夫したことは?

    畜産クラスター事業を諸条件で断念し、公庫に融資の申請をしていた。収益性を考えて伝えるには、融資を行っている機関の書式を参考にすると便利だった。融資をしてもいいと思えるような、支えていただける事業案にしていく必要があると思う。​

  • Question04

    渡し切り(返済不要)の
    「みらい基⾦」の特徴等を
    ふまえ、同基⾦の機能をどう
    感じるか教えてください。

    農業において、先進的な事業は融資が受けづらいと感じていた。自己資金がたまる頃には、既存事業の補修と新規事業のどちらに振り分けてよいのか迷ってしまう。融資による事業応援の歩みよりもずっと大きな推進力をもって、良いものを構築していく取り組みに掛けていただいたと感じている。​

事業における課題

  • Question05

    助成をもらう以前の
    事業の課題について
    教えてください。

    日々の獣害や雪害、自然環境の要因で生産量が安定せず、その対応に多くの人手と費用と時間を使っていた。

  • Question06

    抱えていた課題について
    向き合った期間・解決
    できなかった理由について
    教えてください。

    向き合った期間:5年以上
    畜産の既存の補助金は、飼養方法の条件が固定されており、加えて、計算上成り立つ収支を提示されるが、規模が大きすぎることから、「こんなに大きな規模で、人員確保や売り先は未定。本当に収支が合うのか?」という感覚がどうしてもぬぐえなかった。まだあまり無いタイプの事業体で、起業からの年数が短く、融資を受けることも難しかった。​

  • Question07

    あなたの事業における⽬標を
    かなえるうえで、現在まだ⾜りない
    ものは何か教えてください。

    資金/人手/時間​

    資金:運転資金、事業を強化する人材確保費用、利用者様の福利厚生費、国内にはなく情報も得られない飼養方法や福祉とのコラボ方法、経営の前例を知る費用、福祉との両輪の知識・技術強化、地域の穀物生産者とのプロジェクトの強化等の資金。​

    人手:新たな福祉・畜産業の経験者・技術者、利用者様。現任者の安定。​

    時間:「時間」があれば、「資金」に挙げた資金調達に関することにも徐々に着手していける。​

助成で達成した
結果・展望

  • Question08

    助成を受ける前と後で
    どのような変化があったか
    教えてください。

    目の前の問題が解決することで、なかなか目指すことが叶わなかった事業の安定や今後の展開を考えられるようになった。

  • Question09

    助成を受けて、
    ボトルネックをどう解決したか
    教えてください。

    人員の確保やより良い飼養方法等が確立できることで、商品の安定供給を叶えられる。以前よりも大きな取引先と契約でき、事業がスムーズに回った。不安定になりやすい障がい者の就労の安定化が図れる。​

  • Question10

    助成終了後も含め、
    事業の目標が達成された
    その先の長期的ビジョン・展望
    などについて教えてください。

    オーガニックやアニマルウェルフェアでの農業を様々な立場の方と夢を描きながら続ける。農業・畜産・障がい者の将来をつくっていきたい。​

MESSAGE

応募者の方へひとこと

代表理事 水野 智大

事業計画を立てていくために、しっかりとした地図を描くとよいと思います。現状を抜けたときに何が見えるかを想像し、調べることもとても大事だと思います。そのほか、細かな物品に思えても、それらが集まると大きな借入になってしまうのであれば、「欲張りと思われるかなぁ」と思わず、申請時に計画に組み込むことを忘れずに…。​

GALLERY

写真ギャラリー

一般社団法人 Agricola

公式サイトへ

2024年度 申請者情報登録開始!

申請者情報登録 2024年04月01日 0時~2024年07月01日17時まで
申請登録 2024年05月10日10時~2024年07月01日17時まで

まずは募集要項をチェック!

募集要項はこちら助成申請受付システム
(オンライン申請)
助成申請受付システムとは?